2021.11.30更新
コロナ下での「のど」の診療
新型コロナが流行しだして1年8ヶ月近くになりますが、未だに先が不透明な状況です。
このところの感染者は時々出る程度で少し安堵していましたが、今度はオミクロン変異種の流行が懸念されるとのこと。
この感染は長丁場と覚悟はしていましたが・・・
耳鼻科には風邪の患者さんは多く受診されます。
のどの痛みと発熱で受診する方もいますが、その中には他科では診察を断られたり、
コロナの検査とお薬のみで実際のどの診察はなかったりと。
当然のことですが耳鼻科はのどを診るのが仕事です。
特にのどの痛みで注意が必要なのが、”急性喉頭蓋炎”です。これは気管の入り口にあものです。
誤嚥を防ぐためのものですが、これが腫れてひどくなると最悪窒息の可能性もあるため注意が必要な疾患です。
のどの痛みがある場合、これを見逃さないためにのどの奥を見なければなりません。
実際診察してみると、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎がほとんどですが診るまではわかりません。
発熱・のどの痛みがあると、他の患者さんと動線を分けるためプレハブでの診察になり、
その都度感染予防の支度をしなければならなく大変です。また神経も使います。
こんなことがいつまで続くのか。終息を願うばかりです。